一宮市議会 > 2022-03-23 >
03月23日-05号

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  1. 一宮市議会 2022-03-23
    03月23日-05号


    取得元: 一宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 4年  3月 定例会               議事日程(第5号)                   3月23日(水曜日)午前9時30分 開議 1 議案第1号 令和4年度愛知県一宮市一般会計予算 2 議案第2号 令和4年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計予算 3 議案第3号 令和4年度愛知県一宮市後期高齢者医療事業特別会計予算 4 議案第4号 令和4年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計予算 5 議案第5号 令和4年度愛知県一宮市公共駐車場事業特別会計予算 6 議案第6号 令和4年度愛知県一宮市外崎土地区画整理事業特別会計予算 7 議案第7号 令和4年度愛知県一宮市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 8 議案第8号 令和4年度愛知県一宮市病院事業会計予算 9 議案第9号 令和4年度愛知県一宮市水道事業会計予算10 議案第10号 令和4年度愛知県一宮市下水道事業会計予算11 議案第11号 令和3年度愛知県一宮市一般会計補正予算12 議案第12号 令和3年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計補正予算13 議案第13号 令和3年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計補正予算14 議案第14号 令和3年度愛知県一宮市外崎土地区画整理事業特別会計補正予算15 議案第15号 令和3年度愛知県一宮市下水道事業会計補正予算16 議案第16号 一宮市部等の設置に関する条例の一部改正について17 議案第17号 地域の自主性及び自主性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律等の施行に関する条例及び一宮市長の許可を要する雨水浸透阻害行為の規模の引下げ及び対策工事の計画についての技術的基準の緩和に関する条例の一部改正について18 議案第18号 一宮市副市長の定数を定める条例の一部改正について19 議案第19号 一宮市職員定数条例の一部改正について20 議案第20号 一宮市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について21 議案第21号 一宮市職員互助会条例の一部改正について22 議案第22号 一宮市手数料条例の一部改正について23 議案第23号 一宮市民生委員定数条例の一部改正について24 議案第24号 一宮市保育所条例の一部改正について25 議案第25号 一宮市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正について26 議案第26号 一宮市萩の里特別養護老人ホームの設置及び管理に関する条例の一部改正について27 議案第27号 一宮市公衆便所条例の一部改正について28 議案第28号 一宮市国民健康保険税条例の一部改正について29 議案第29号 一宮市都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の一部改正について30 議案第30号 一宮都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について31 議案第31号 一宮市都市公園条例及び一宮市立学校施設使用条例の一部改正について32 議案第32号 一宮市公民館設置及び管理に関する条例及び一宮市生涯学習センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について33 議案第33号 一宮市木曽川体育館の設置及び管理に関する条例の一部改正について34 議案第34号 いちのみや中央プラザ体育館の設置及び管理に関する条例の一部改正について35 議案第35号 一宮市木曽川資料館条例の一部改正について36 議案第36号 一宮市消防団条例の一部改正について37 議案第37号 一宮市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について38 議案第38号 一宮市テニス場等の管理に係る指定管理者の指定に係る議決内容の変更について39 議案第39号 和解及び損害賠償の額の決定について40 議案第40号 包括外部監査契約の締結について41 議案第41号 市道路線の廃止及び認定について42 議案第42号 民間資金等の活用による(仮称)一宮市第1共同調理場整備運営事業に係る契約の締結について43 承認第1号 専決処分の承認について44 承認第2号 専決処分の承認について45 承認第3号 専決処分の承認について46 請願書第6号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する件47 請願書第10号 公共施設等の使用料・手数料の引き下げを求める件(要旨2、3)48 請願書第14号 「一宮市働く婦人の家」の利用の継続を求める件49 請願書第17号 放課後児童クラブ利用手数料の引き下げと8月の加算料取り止めを求める件50 請願書第19号 「一宮競輪場跡地の商業施設内のテナント型保育所の認可はしないでください」を求める件51 請願書第22号 生涯学習バスの運行の継続に関する件52 委員会提出議案第2号 一宮市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について53 継続審査について54 同意第1号 副市長の選任について55 同意第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について56 常任委員会の閉会中継続調査事項の変更について出席議員(38名) 1番  木村健太   2番  尾関さとる  3番  本山廣次 4番  東渕正人   5番  大津乃里予  6番  鵜飼和司 7番  市川智明   8番  小林けいめい 9番  後藤美由紀 10番  宇山祥子   11番  渡部晃久   12番  島津秀典 13番  長谷川八十  14番  井上文男   15番  森 ひとみ 16番  河村弘保   17番  水谷千恵子  18番  中村かずひと 19番  高橋 一   20番  彦坂和子   21番  八木丈之 22番  竹山 聡   23番  岡本将嗣   24番  森 利明 25番  則竹安郎   26番  高木宏昌   27番  柴田雄二 28番  平松邦江   29番  西脇保廣   30番  伊藤裕通 31番  花谷昌章   32番  横井忠史   33番  渡辺之良 34番  浅井俊彦   35番  京極扶美子  36番  太田文人 37番  松井哲朗   38番  服部修寛欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により出席した者   市長        中野正康   副市長       福井 斉   総合政策部長    皆元洋司   総合政策部参事危機管理監)                              小島久佳   総務部長      長谷川伸二  財務部長      大宮恒紀   市民健康部長    河岸勝己   保健所長      子安春樹   福祉部長      橋本宜季   子ども家庭部長   野村雅昭   環境部長      佐藤裕昭   活力創造部長    服部宙史   まちづくり部長   山田芳久   まちづくり部参事建築担当部長)                              木全吉明   建設部長      内藤正仁   建設部参事(管理担当部長)                              佐藤知久   会計管理者     川瀬裕司   教育長       高橋信哉   教育部長      野中裕介   水道事業等管理者  小塚重男   上下水道部長    角田博也   病院事業管理者   内藤和行   病院事業部長    古田幸康   消防長       小島広之事務局職員出席者   議会事務局長    神谷真吾   議会事務局次長(兼庶務課長)                              善治正直   議事調査課長    川口郁晃   議事調査課専任課長 加藤正樹   議事調査課課長補佐 中野栄治   議事調査課課長補佐 岩田直仁   議事調査課主査   鈴木章平   議事調査課主任   牧 健太---------------------------------------                             午前9時29分 開議 ○議長(花谷昌章君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりでありますので、これをもって御報告に代えます。 これより日程に入ります。 日程第1から日程第45まで、すなわち議案第1号から議案第42号まで及び承認第1号から承認第3号までを一括議題といたします。 この際、各委員長から審査経過並びに結果の報告を求めます。 総務委員長、鵜飼和司君。     (総務委員長 鵜飼和司君 登壇) ◆総務委員長(鵜飼和司君) おはようございます。 8日の本会議において付託されました諸案件につきましては、10日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第1号、令和4年度一般会計予算の総務費中、情報管理費自治体DX推進事業関連経費に関し、委員より、統合仮想化基盤総合行政システムの整備により、市の経費負担はどれだけ減るのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、統合仮想化基盤構築は、今は市として必要な経費だが、順次国のクラウドサービスを利用していくような形になる。そのため、すぐにではないが、システムの標準化や共通化により、市が独自に構築しなければならないものの経費が徐々に減っていくと想定しているとの答弁がありました。 次に、同じく総務費中、災害対策費高潮ハザードマップ作成業務委託料に関し、委員より、作成したマップを12連区に配布するとの説明があったが、これは12連区に被害が及ぶ想定という認識でいいのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、愛知県が令和3年6月に公表した高潮浸水想定区域図によると、当市では市の北西部の12連区で最大3.4メートル浸水すると予想されているとの答弁がありました。 さらに、委員より、一般的には海岸から離れている一宮市で高潮の被害と言われても実感できないが、具体的にはどういうことなのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、高潮は一般的には台風や低気圧などに伴い、海面が上昇するという現象である。台風の規模、進路、速度、それに満潮時刻などが全て悪条件となり重なった場合、高潮により海面が上昇することにより、木曽川の水位が上がる、あるいは河川の水が逆流するために堤防が決壊する可能性があるとの答弁がありました。 さらに、委員より、市民はこのようなマップが実際に出されると本当に心配になる。そのため、市民にはできるだけ分かりやすく丁寧な説明をお願いしたいとの要望がありました。 次に、同じく総務費中、徴税費の軽自動車税手続電子化対応システム改修事業関連経費に関し、委員より、軽自動車税手続の電子化について、どのようなメリットがあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、車検時には納税証明書が必要となっているが、電子化に対応することにより必要なくなり、納税者へのメリットとなる。また、申告書の電子化により業者へのメリットとなるとの答弁がありました。 次に、同じく徴税費の共通納税対応システム改修事業関連経費に関し、委員より、電子納税を行うための全国共通の仕組みである地方税共通納税システムの対象税目に、令和5年度から軽自動車税固定資産税が追加されるが、ほかにもあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、義務化されるものは軽自動車税固定資産税となるが、そのほか個人市民税等についても今後広がっていく予定であるとの答弁がありました。 次に、消防費中、常備消防費救急事業関連経費に関し、委員より、今回、一宮消防署管理課を廃止して、新たに本部に消防救急課を新設するとのことだが、どのようなメリットがあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、消防本部総務課消防署管理課で類似している事務を一本化できること、主に転院搬送業務に出動する日勤の本部救急隊消防救急課へ新たに配備することにより、市民サービスの向上につながるとの答弁がありました。 さらに、他の委員より、新設される本部救急隊では、転院搬送に出動するとのことだが、これに特化した出動なのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、本部救急隊については、病院間の救急搬送需要が多い平日の昼間帯に救急隊を1隊増やして対応するものであり、基本的に転院搬送に出動するが、11隊ある救急隊全てが出動した際には、12隊目として全ての事案に出動する計画であるとの答弁がありました。 次に、総務費中、一般管理費の給料等に関し、委員より、副市長を2人体制にするため、特別職の給与が3人分計上されているが、現状でも部長同士で事業の調整は問題なく行われていると理解している。よって、副市長を2人体制にするのは時期尚早と考えるため、当該予算計上については反対であるとの意思表示があり、関係経費を減額した修正案が提出されました。 この修正案に対し、複数の委員より、中核市になって1年が経過し、大きなプロジェクトも進んでいる今、2人体制で業務分担し連携していくにはちょうどいいタイミングであると考える。また、部長の立場で横断的に調整するというのは、やはり限界があり、副市長という上位の立場で調整を図ることにより、迅速な対応につながる。よって、原案に賛成であるとの意思表示がありました。 委員会としましては、議案第1号、本委員会関係分に対する修正案については、採決の結果、賛成少数をもって否決いたしました。 続いて、議案第1号、本委員会関係分については、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。 また、他の付託関係各議案については、採決の結果、全会一致をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、従来からの継続審査案件であります請願書第5号、所得税法第56条の廃止を求める件、請願書第10号、公共施設等の使用料・手数料の引き下げを求める件、本委員会関係分及び請願書第12号、陽性者が出た小・中学校でのPCR検査を求める件につきましては、継続審査を求める意見と不採択を求める意見があり、採決の結果、いずれも賛成多数をもって引き続き閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 最後に、委員会の審査終了後、当局より一宮市国民保護計画の変更について、一宮市公共施設等総合管理計画の中間見直しについて、以上2件の報告がありましたことを申し添えます。 以上、御報告といたします。 ○議長(花谷昌章君) 福祉健康副委員長、小林けいめいさん。     (福祉健康副委員長 小林けいめい君 登壇) ◆福祉健康副委員長(小林けいめい君) おはようございます。 8日の本会議において付託されました諸案件につきましては、11日、委員会を開催し審査しましたので、その主な経過並びに結果について御報告させていただきます。 初めに、議案第1号、令和4年度一般会計予算の総務費中、戸籍住民登録費スマート窓口システム導入事業関連経費に関し、委員より、転入、転出、転居等の窓口にスマート窓口システムを導入するとのことだが、メリットは何かとの質疑がありました。 これに対し、当局より、例えば転入手続の場合、来庁者が持参した転出証明書をOCRで読み取ってデータ化するため、改めて届出書に記入してもらうことがほぼなくなる。マイナンバーカードを取得済みの方で転出届を出したときに、データ処理されている方についてはそれをシステムに取り込むだけとなる。また、システムに取り込んだデータをタブレットに表示して、それを来庁者が確認することで手続が完了するため、窓口の混雑緩和や待ち時間の短縮といったメリットがあるとの答弁がありました。 さらに、委員より、新しいシステムの導入時は、職員が業務の流れをしっかり理解していないと余計に時間がかかる場合があるので、このシステムに合わせた業務の見直しに意を用いられたいとの要望がありました。 次に、民生費中、在宅老人援護事業費高齢者福祉タクシー料金給付事業関連経費に関し、委員より、令和4年10月から対象年齢を85歳に引き下げるとのことだが、なぜ4月からではないのかとの質疑がございました。 これに対し、当局より、予算成立後にタクシー会社との契約や利用券の印刷発注等の準備期間が必要であること、また、令和4年度に複数の高齢者向けサービスを見直すが、そのうちの1つで大きな予算を伴うシルバー入浴助成事業を9月までで廃止することに合わせて、10月からの実施が適当であると判断したとの答弁がございました。 また、他の委員より、対象者の中には、助成されるタクシーの初乗運賃分で目的地に到着できない方もいるので、自宅から公共交通機関をつなぐような使い方を提案するなどして、この事業の利便性の向上に意を用いられたいとの要望がありました。 次に、衛生費中、保健予防費子宮頸がんワクチンキャッチアップ接種事業関連経費に関し、委員より、子宮頸がんワクチンの接種が副反応等の問題で積極的に勧奨されていなかったことにより、他の世代に比べ接種率の低い平成9年度生まれから平成17年度生まれの女性を対象に、無料で子宮頸がんワクチンの予防接種を行うとのことだが、接種についてはどのように考えているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、ワクチン接種による痛み等の症状を訴える方もいる一方で、子宮頸がんワクチン接種で防ぐことができるというメリットもある。予防接種の積極的勧奨が再開されたところであり、メリットとデメリットをよく理解した上で、接種するか判断してほしいと考えているとの答弁がありました。 さらに、委員より、海外に比べて日本は子宮頸がんワクチンの接種率が低いため、正しい情報をしっかりと対象者に届けてもらい、併せて子宮頸がんの検診を積極的に実施されたいとの要望がありました。 次に、議案第1号、本委員会関係分に関し、委員より、マイナンバーカード交付等事務事業については、カードの紛失や盗難による個人情報の漏洩リスクへの不安は拭い切れておらず、マイナンバー制度の存続を含め見直すべきと考える。次に、社会福祉センター改修事業について、今回のききょう会館の改修は、市民が利用できる軽運動室や料理実習室等の全てを撤去し、シルバー人材センター障害者基幹相談支援センター等の執務室や会議室などを設置するもので、幅広い市民が活用できる場所がなくなることになり認められない。また、障害者手当支給事業について、令和2年度の受給要件の変更により、月に平均60名の方が申請できない状況になっており、制度を見直すべきと考える。さらに、シルバー入浴助成事業について、公衆浴場は福祉の面で大きな役割を果たしており、本事業を廃止することは福祉の後退につながると思われる。以上のことから、本議案については賛成しかねるとの意思表示がありました。 次に、議案第2号、令和4年度国民健康保険事業特別会計予算に関し、委員より、令和3年度から人間ドックの自己負担額が引き上げられており、この引上げが受診を控えることにつながると考えられる。引き続き同様の予算計上をした本議案には賛成しかねるとの意思表示がありました。 次に、議案第3号、令和4年度後期高齢者医療事業特別会計予算に関し、委員より、今回の保険料の改定について、保険料が上がる方も下がる方もいるとのことだが、保険料の上がる高齢者にとっては大きな負担となり認められないため、本議案には賛成しかねるとの意思表示がありました。 委員会としましては、議案第1号、本委員会関係分、議案第2号、議案第3号につきましては、採決の結果、賛成多数をもって、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 また、他の付託関係各議案につきましては、採決の結果、全会一致をもって、いずれも原案どおり可決、承認すべきものと決しました。 次に、従来からの継続審査案件であります請願書第3号、国民健康保険税の引き下げを求める件につきましては、継続審査を求める意見と採択を求める意見があり、採決の結果、賛成多数をもって引き続き閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 以上、御報告とさせていただきます。 ○議長(花谷昌章君) 経済教育委員長長谷川八十君。     (経済教育委員長 長谷川八十君 登壇) ◆経済教育委員長長谷川八十君) おはようございます。 8日の本会議において付託されました諸案件につきましては、14日、委員会を開催し審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第1号、令和4年度一般会計予算の衛生費中、環境総務費の地域新電力会社設立支援アドバイザリー業務委託料に関し、委員より、新電力会社設立に対する出資額、出資比率について、どのように考えているのか。また、発電した電気を市の公共施設へ供給するとのことだが、不足する際はどうするのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、株式会社の新設においては、利益が発生するまでの運転資金を資本金として用意する必要があり、小売電気事業者の場合は電気料金の支払いに対して電力調達先への支払いが2か月ほど先行することから、2か月から3か月の売上予定額以上を確保する必要がある。出資比率については、会社においてある程度の経営権限を有することができる51%を想定しているが、今後決定する新電力会社の事業運営を中心となって担うパートナー事業者と出資額や出資比率について協議して決定することになる。また、小売電気事業者には、発電量と需要量のバランスを維持する義務があるため、不足する電気については日本卸電力取引所や市内外の発電事業者などから調達することになるが、できるだけ安価で安定して調達できるように出資者など関係者と協議してまいりたいとの答弁がありました。 また、他の委員より、どのような効果を見込んでいるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、二酸化炭素排出量の削減による環境面での効果やエネルギーの地産地消や資金の域内循環を進める効果、地域新電力会社が得る収益の一部を市に還元させることにより、地域の課題解決に活用できる効果を見込んでいるとの答弁がありました。 次に、同じく衛生費中、塵芥処理費ごみボックス設置補助金に関し、委員より、道水路上にごみボックスを設置することは、占用許可の観点から難しいと考えるが、どの集積場所でもごみボックスを設置すれば補助対象となるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、道水路上に集積場所がある場合においても、ごみボックスが折り畳み式などで、使用していない際に通行の妨げにならなければ設置することは可能と考えるので、町内会と設置場所やごみボックスの仕様を事前に協議して、承認できるものについては補助をするとの答弁がありました。 また、他の委員より、既製品のごみボックスを購入するのではなく、町内会で製作した際は補助の対象となるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、そのごみボックスの仕様が補助金の基準に沿ったものであれば、製作に係る材料費についても対象とすることを想定しているとの答弁がありました。 次に、商工費中、商工業振興費交通影響分析業務委託料に関し、複数の委員より、競輪場跡地に開店した新規商業施設周辺の交通量を調査して解析を行い、予測を上回る影響がある際には、関係各所へ是正を要望していくとのことであるが、現在はまだ一部の施設が開店しておらず、全ての施設が開店した際にはさらに多くの来客が見込まれるため、交通解析調査と併せて地域からの要望や情報収集に関しても意を用いられたいとの意見がありました。 次に、教育費中、学校給食調理場の(仮称)第1共同調理場整備運営事業モニタリング支援業務委託料に関し、委員より、調理場の設計や建設にはモニタリングが必要であることは理解できるが、委託ではなく職員で行うことはできないのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、共同調理場はほかの施設と比べ特殊な施設であり、確実に事業を実施するには、より専門的な知識を有する専門家に支援を委託することが必要であるとの答弁がありました。 次に、同じく教育費中、教育指定管理費の音羽公園プール解体工事請負費及び議案第31号、一宮市都市公園条例及び一宮市立学校施設使用条例の一部改正に関し、複数の委員より、利用実績や経費を考え、4か所ある公園プールを全て廃止するとのことだが、市民の利用できるプール施設はどこになるのか。また、ほかのプールも含めた解体スケジュールについての質疑がありました。 これに対し、当局より、屋外プールはなくなるが、屋内プールの温水プール及びエコハウス138を利用してもらうことになる。なお、児童・生徒については、引き続き学校のプールを授業などで利用することはできる。また、1つのプールを2年かけて解体、整備するため、全体では8年かけて整備する計画であるとの答弁がありました。 さらに、委員より、九品地公園プールは北部中学校が授業等でも利用しているが、どうなるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、九品地公園プールの解体計画は令和10年度となっており、それまでは現在と同様に利用することができる。また、解体後の対応については、今後検討してまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員より、解体後に生徒が不利益を被らないような検討をされたいとの意見がありました。 また、他の委員より、小・中学校の老朽化したプールは今後改修を行っていくのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、プールを含め、多くの学校施設が老朽化しており、改修や建て替え、民間施設の活用など、学校施設全体で検討してまいりたいとの答弁がありました。 委員会としましては、議案第1号、本委員会関係分をはじめ、付託関係各議案につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、請願書第20号、県立高校統廃合について意見書の採択を求める件及び請願書第21号、千秋町浅野羽根地域に計画されている巨大物流倉庫建設中止を求める件、本委員会関係分につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって、閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 次に、従来からの継続審査案件であります請願書第10号、公共施設等の利用料・手数料の引き下げを求める件、本委員会関係分につきましては、継続審査を求める意見と不採択を求める意見があり、採決の結果、賛成多数をもって、引き続き閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 次に、従来からの継続審査案件であります請願書第11号、小・中学校の少人数学級を求める件につきましては、継続審査を求める意見と採択を求める意見があり、採決の結果、賛成多数をもって、引き続き閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 次に、従来からの継続審査案件であります請願書第13号、「全国一律最低賃金制と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める件及び請願書第16号、尾西児童図書館の再開を求める件につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって、引き続き閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 最後に、委員会の審査終了後、当局より、組織改編について、おりもの感謝祭一宮七夕まつりミス七夕・ミス織物コンテストについて、以上2件の報告がありましたことを申し添えます。 以上、御報告といたします。 ○議長(花谷昌章君) 建設水道委員長、森ひとみさん。     (建設水道委員長 森ひとみ君 登壇) ◆建設水道委員長(森ひとみ君) 改めまして、おはようございます。 それでは、8日の本会議において付託されました諸案件につきましては、15日、委員会を開催し審査をいたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第1号、令和4年度一般会計予算の土木費中、道路橋梁維持費の施設修繕料に関し、委員より、舗装修繕パトロールを委託する際に、どのような取り決めをしているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、巡回回数や巡回方法、ドライブレコーダー等の装備品、報告書の出し方等を決めているとの答弁がありました。 さらに、他の委員より、各町内会から修繕の要望書を提出してもらっているが、近年、町内会の加入率や機能の低下を懸念しているため、これらとは別に、SNSを使用して市民個人から直接修繕の要望を受け取るような仕組みを検討されたいとの要望がありました。 次に、同じく土木費中、街路事業費の緊急輸送道路無電柱化事業関連経費に関し、委員より、無電柱化に係る費用は全て市が負担するのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、歩道下への電線共同溝の埋設は市が行うが、その中に設置する電線の延長により、各占用者に建設負担金が発生する。また、設置後の共同溝への電線の設置や電柱の撤去、地上機器の設置などは、電線会社の負担で行うとの答弁がありました。 さらに、他の委員より、整備予定区域の中心部分から着工するのはなぜかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、共同溝設置に支障となる上水道、下水道、ガスの移設が必要ない区間から着手するためであるとの答弁がありました。 次に、同じく土木費中、交通事業推進費の地域ボランティア輸送事業補助金に関し、委員より、必要な費用の一部を補助するとあるが、具体的な補助内容は何かとの質疑がありました。 これに対し、当局より、ボランティア輸送に係る自動車保険の保険料や運転者が受講する適性診断の受講料とその旅費、安全運行のために必要なアルコール検知器の購入費用が補助対象となるとの答弁がありました。 さらに、他の委員より、運行についてはどのような形態を想定しているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、ボランティア団体が自家用車を使用して、利用者の自宅から目的地へ乗り合いで送迎し、場合によっては複数の目的地を経由することも考えられる。運行日については各地域の実情に合わせて地域で決めることを想定しているとの答弁がありました。 次に、同じく交通事業推進費の自転車通行空間整備事業関連経費に関し、委員より、自転車専用通行帯やピクトグラムを設置するとのことだが、交通環境の整備と並行して、子供に正しい交通ルールを周知することも必要かと思うが、学校関係者とはどのように連携を取っているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、自転車活用推進計画を策定した際に学校関係者も携わっており、交通ルールの周知・啓発についても積極的に実施していくという共通認識を持っている。子供たちへの正しい交通ルールの周知方法についても、教育委員会、警察署等と連携を深め、しっかりと周知・啓発してまいりたいとの答弁がありました。 次に、議案第9号、令和4年度一宮市水道事業会計予算の資本的支出中、改良費の基幹管路耐震化事業関連経費に関し、委員より、令和4年度から交付金を活用して、基幹管路耐震化事業を行うとのことだが、どのような経緯で活用に至ったのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、今までは交付金の採択基準を満たすものがなかったが、令和元年度に対象が拡大され、活用できることとなった。しかし、交付申請に必要な計画書や要望書の作成に1年以上の期間が必要であったことから、令和4年度から活用することとしたとの答弁がありました。 委員会としましては、議案第1号、本委員会関係分をはじめ、付託関係各議案につきましては、採決の結果、全会一致をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、請願書第21号、千秋町浅野羽根地域に計画されている巨大物流倉庫建設中止を求める件、本委員会関係分につきましては、採決の結果、全会一致をもって、閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 最後に、委員会の審査終了後、当局より、一宮市建築物耐震改修促進計画改定版(概要)について報告がありましたことを申し添えます。 以上、報告といたします。 ○議長(花谷昌章君) ただいま各委員長から審査経過並びに結果の報告がありましたが、これに対し何か御質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告により、順次発言を許します。 20番、彦坂和子さん。     (20番 彦坂和子君 登壇) ◆20番(彦坂和子君) 改めまして、おはようございます。 まず、新型コロナ感染症対策について、引き続き尽力していただいています市長はじめ職員の皆様、そして医療関係者、介護、福祉など各施設従業者の方々に、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。 そして、私は、議案第1号、令和4年度一般会計予算の中の自転車ヘルメット購入補助事業で、補助の対象者を年齢制限なしに拡大する予算、高齢者福祉タクシー料金給付事業で、初乗運賃が助成される利用券の対象者を90歳以上から85歳以上に引き下げる予算、児童館整備事業で、児童館の大規模改修や児童クラブ室の増築などの予算、通学路安全確保事業で、対策が必要な箇所のカラー舗装やカーブミラー設置予算など、市民の願いを実現する予算など、多くは反対ではありません。 さて、議案第1号、令和4年度愛知県一宮市一般会計予算、議案第2号、一宮市国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号、一宮市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第42号、民間資金等の活用による(仮称)一宮市第1共同調理場整備運営事業に係る締結について、反対の立場から討論を行います。 まず、議案第1号、一般会計予算の中に、戸籍住民登録費マイナンバーカード交付事務事業があります。2022年度末にほぼ全国民が取得することに伴い、マイナンバーカード交付事務や電子証明書、パスワードの発行が円滑に遂行できる体制を整備するというものです。マイナンバー制度で、国内で住民登録している全員に、生涯変わらない12桁の番号を割り振り、社会保障や税の情報を国が一括管理するものです。 2016年からは、希望者に対し顔写真やICチップの入ったマイナンバーカードを交付しています。カードの交付率は4割を超えた状況で、市は2022年2月末現在で39.5%と聞いています。政府は2022年度末までに全ての国民が取得することを目標にしており、普及促進のため、2021年度補正ではマイナポイント第2弾に1兆8,134億円をつぎ込み、市町村による申請促進の宣伝単価や交付申請センター設置経費補助金の増額、国主体の広報やイベント開催費用、そして2022年度予算では、市町村へマイナンバーカード交付事務費補助金616億円など、巨額の費用を計上しています。 政府は、現在マイナンバーは社会保障、税、災害対策の3分野のみ導入していますが、他の分野にも広げる法改正を2023年に行うことを検討しており、マイナンバー制度の仕組みの拡大を進める考えです。制度の存続の是非を含め、立ち止まって見直すときと考え、認められません。 また、総務管理費に自治体DX、デジタルトランスフォーメーション推進事業があります。市の資料では、地方公共団体情報システムの標準化に関する法律により、自治体情報システムの標準化、共通化を行う必要があるため行うというものです。予算は、統合仮想化基盤構築費用、2023年から2025年度まで3年間の保守費用など4億3,300万円余、標準システムへの移行費用など2億6,500万円余など、合計7億3,100万円を限度額として計上しています。そして、この事業をリース会社に委託するものです。 2021年5月、菅政権でデジタル関連法が可決成立しました。デジタル庁設置法案、預貯金口座登録法案など6法案を軸に合計63本に及ぶ巨大な束ね法案で、審議時間は僅か27時間でした。自治体による行政サービスに直接影響を及ぼすのは今回の地方公共団体情報システム標準化法です。 全国約1,700の自治体が、国が定めた基本事務に加え、独自の行政サービスを行っています。自治体は、国保税の独自の減免、子供などの医療費無料化、公共サービス料金の負担軽減など、地方自治の理念に基づき、住民のニーズに即したきめ細かなサービスを行っています。自治体は、行政サービス提供のため、住民基本台帳、各種税、健康保険、介護保険、児童手当、生活保護など、住民に関するあらゆる情報を管理しています。これらの個人情報は、各自治体独自のシステムとサーバーで、個人情報保護条例に従い適切に管理されており、自治体による自主的な管理です。しかし、成立した標準化法で、全自治体に国が決めた基準に適合したシステムの利用を義務づけ、2025年度末までにこれを使用しなければいけなくなりました。対象は20の業務です。住民基本台帳、選挙人名簿管理、固定資産税、個人住民税、法人住民税、軽自動車税、国民健康保険、国民年金、障害者福祉、後期高齢者医療、介護保険、児童手当、生活保護、健康管理、就学、児童扶養手当、子ども・子育て支援、戸籍、戸籍の附票、印鑑登録の事務です。 国が莫大な予算を予定している行政のデジタル化について、意見を述べます。 まず最初に、膨大な詳細な個人情報が委託企業に渡ることになり、本人の同意がないまま個人情報が守られるのか。プライバシー侵害の拡大につながるのではないかの懸念があります。個人の尊厳を守り、プライバシーを侵害させないルールづくりこそ必要ではないかと考えます。 2つ目、情報システムの標準化は、自治体の業務内容を国のシステムに合わせていくという問題があります。自治体は、2023年から2025年度までに、新システムへの移行が義務づけられ、自らシステム構築する人材と予算がない自治体は、国の示す方向に移行するしかありません。システムの標準化は、住民サービスの後退につながるのではないか。自治体独自の施策の抑制につながるのではないかの懸念があります。また、憲法で保障されている国の言いなりでなく、地方自治体で決めるという地方自治の後退につながるのではないかの懸念があります。 3つ目、この事業は、住民福祉の増進につながらないと考えます。この事業に対する市の立場は、国の法律が成立したから行うのが主な要因ではないでしょうか。地方自治法第1条の2、地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとするとあるように、地方自治体の役割は住民福祉の増進を図ることです。 4つ目、長期間にわたり多くの部署にまたがり、高額な予算を使って民間業者に委託する事業について、当局から十分な説明があったとは思えません。議会に対してしっかりと説明責任を果たすべきではないかと考えます。 以上の立場から、この予算は認められません。 次に、社会福祉総務費の社会福祉センター改修事業があります。 ききょう会館が思いやり会館から社会福祉センターの機能を引き継ぐため、大規模な改修を行うものです。市は2021年3月末でききょう会館内の3階から5階の働く婦人の家の廃止を決定しました。社会福祉センターへの移行で、軽運動室、調理実習室、和室などをなくし、障害者基幹相談センターの利用や会議室等にするための工事で、旧働く婦人の家の利用者は利用できなくなり、多くの方が利用できなくなり、認められません。今後は、障害者も利用される施設となりますので、障害者の意見もぜひ取り入れるなど、配慮をしてほしいと思います。 続きまして、老人福祉費のシルバー無料入浴助成事業があります。 公衆浴場を1回100円で利用できる入浴助成券を年間18枚交付していましたが、22年9月で事業を廃止するものです。廃止の理由は、生活様式や公衆浴場の減少により、利用者が減少したためです。市内の公衆浴場は、平成29年の7か所が現在は3か所となりましたけれども、多くの市民に利用され、現在も利用されています。公衆浴場の果たす役割は、市民や高齢者の触れ合いの場となっており、この事業の廃止は福祉の後退と考え、認められません。今後、公衆浴場はどうなるのか心配です。 続きまして、児童福祉費の放課後児童クラブ運営事業です。 放課後児童クラブは、児童の健全育成のため、下校後、保護者の就労等の理由により支援が必要となる小学1年から6年生の児童を対象に、58か所で実施されています。利用料が児童1人当たり月額、2022年度は6,000円から7,000円に上がります。2019年12月、一宮市の使用料・手数料の引上げ、有料化の議案が可決されましたけれども、この中で、特に大きな負担増がこの放課後児童クラブの利用手数料でした。3,500円が2020年度には5,000円に、2021年度は6,000円、そして今回7,000円となります。当初の2倍となり、さらに夏休みは2,000円の加算があります。コロナ禍で子育て世代の暮らしが大変な中、負担増は認められません。子育てしやすい一宮市にすることを求めます。 続きまして、社会教育費の生涯学習バス運行事業があります。 所有する生涯学習バス2台の運行は、2022年11月で終了とするものです。12月以降は、公用については民間の大型バスを借り上げ、経過措置として、12月から2023年3月の間は市民団体が生涯学習活動で民間バスを借り上げる費用の一部を補助するというものです。廃止の主な理由はコスト面です。市民団体の利用状況については、団体数と利用人数では、2018年度は244団体、7,185人、2019年度は219団体、6,802人で、本当に多くの団体や市民の方々に利用されています。この事業は、生涯学習活動をしている市民の学びを支援するために運行するバスで、県内の自治体ではこの事業を実施しておらず、市の誇るべきものであります。この事業の廃止は認められません。ただ、事業が廃止となっても、生涯学習活動を支援するための新たな施策について、利用者や市民の声を聞きながら、ぜひ検討を進めてほしいと思います。 続きまして、議案第2号、国民健康保険事業特別会計予算の保健衛生普及事業に、総合健康診査、人間ドックの予算があります。人間ドックは、市内では大雄会、一宮西、木曽川市民、山下、千秋の5つの病院で実施しています。2021年度から対象者が30歳から39歳を25歳までに、そして、定員は350人を400人に拡大されたことは評価いたしますが、一方で、被保険者の自己負担額は8,000円が1万円に引き上がり、引上げの理由は受益者負担です。若い世代は非正規労働が多く、収入が不安定で、解雇、雇い止めなど低収入の方が多く、2,000円の大幅な負担増になります。命や健康に関する料金の引上げは認められません。 また、国は40歳以上の健康診査については一部負担をしていますが、自治体が実施する40歳未満の健康診査事業について、予算をつけるべきと考えます。ぜひ国に対して意見を上げてほしいと思います。 続きまして、議案第3号、後期高齢者医療事業特別会計予算についてです。 後期高齢者医療の被保険者数は5万8,000人です。後期高齢者医療保険は、75歳以上の高齢者全員を市町村の国民健康保険や被保険者、例えば組合健保や協会けんぽなどから切り離して強制加入させる制度で、都道府県単位の広域連合が運営しています。事業の運営主体は愛知県後期高齢者医療広域連合です。2月14日の愛知県後期高齢者医療広域連合議会で、2022、2023年度の保険料率の改定が行われました。所得割9.64%から9.57%に下がりましたが、均等割額4万8,765円から4万9,398円に引上げとなり、被保険者の約7割が平均年額305円、最大で633円の負担増です。広域連合議会に日本共産党は3人の議員が参加しており、保険料改定には反対をいたしました。今回の保険料改定で多くの人が負担増になります。高齢者の暮らしが大変な中での負担増は認められません。 次に、議案第42号、民間資金等の活用による(仮称)一宮市第1共同調理場整備運営事業に係る契約の締結について述べます。 この議案はPFI法、民間資金等の活用による公共施設等の促進に関する法律に基づいて、(仮称)一宮市第1共同調理場整備運営事業の設計、建設、維持管理、運営の業務をPFI方式で行うため、業者と締結するものです。契約の相手方は株式会社一宮スクールランチです。契約金額は98億4,794万5,688円、設計は35億円、維持管理は53億円などです。一宮地区の老朽化した2か所の共同調理場の今後の整備について、新たに3場、3か所整備することを決めており、1場目を浅井町に整備するものです。維持管理、運営期間は15年7か月とする予定と聞いています。設計、建設期間は議会で議決後の翌日から令和6年6月30日、開業準備期間は同年7月1日から8月31日。そして、2024年度に供用開始というふうに聞いています。 PFI法が1999年に公布され、日本でもPFI事業が可能になりました。2016年3月、内閣府は人口20万人以上の地方公共団体に対して、PFI手法の導入を優先的に検討するように要請をしました。これを受けて、2017年3月、市は一宮市PPP・PFI手法導入優先的検討指針を策定し、新たに基本構想や基本計画等の策定の場合、優先的に検討することとし、学校給食共同調理場の更新は、これに該当するため、PFI検討委員会で検討し、幹部会議で導入性可能調整調査の実施を進めることを決定いたしました。 PFI方式、プライベート・ファイナンス・イニシアチブは、公共施設の設計、建設、改修、運営、維持管理を対象として、民間企業の共同体、特別目的会社、いわゆるSPCと業務を一括契約する公共事業の手法です。政府の狙いは、公共サービスを企業のもうけになるよう、公共分野の仕事を広く民間事業者に明け渡すことにあります。政府は、これまでも何度もPFI法の改正を行い、PFI事業の推進を図っています。全国でPFI方式の問題点や不安な点が指摘されています。事業者の破綻、倒産、撤退など、失敗事例が多数あり、自治体には経営破綻のリスクへの懸念があります。 また、民間資金を活用することで、経費の削減ができると言われていますけれども、削減効果の計算は複雑でよく理解できない部分が多いなどのことも言われています。そして、経費削減効果が事前の導入可能性調査時点と落札者との契約時点で2倍以上に違っていた。運営費の安さは従業員の雇用形態や賃金が安く抑えられていることにつながるのではないか。民間事業者グループの業務内容などについて、十分な監視体制が必要などの指摘もあります。 そして、2021年5月、会計検査院は、国が実施するPFI事業について、国会に臨時報告を行いました。検査院が2018年度末までに終了した国の29の事業を調べたところ、PFIの導入効果について事後検証した事業はなかった。うち27事業について、検査院がPFIと従来方式での維持管理を調べたところ、全事業でPFIが従来方式よりも1.06から2.85倍も高額となったとの報告があります。民間事業者の財務状況がサービスの提供に影響するため、財務状況の監視を含めてモニタリングを適切に行うことが、ますます重要になっているとの報告です。 全国では、PFI方式で学校給食調理場を整備することについて、所管する委員会での検討、協議の機会を保障する。議員全員協議会で2回、教育委員会から説明会の開催、保護者へのアンケートや説明会の開催など、実施している自治体があります。また、長期間にわたる債務負担への懸念や保護者が直営方式を望んでいるなどで、PFIの事業化を審議過程で断念をした自治体もあります。 一方、従来の公設公営方式は、市が施設を建設し、そして市が直接維持管理など行うものです。市は、設計、建設、維持管理、運営、調理業務を各事業者に個別発注します。維持管理、運営は一般的に単年度契約です。市では、学校給食事業をPFI方式で実施することについて、当局内部だけで進められてきました。PFI方式のメリットだけでなく、デメリットについても議会や市民、保護者、教育関係者への説明はなかったと思います。PFI事業の全てを否定はいたしません。しかし、命と暮らし、健康、福祉、教育に関する費用については望ましくないと考えます。特に、食育や健康の増進を目的とする学校給食は、学校給食法によれば教育の一環と位置づけられ、学校給食業務は義務教育諸学校の設置者である行政、市が行うべきと考えます。学校給食共同調理場整備について、一宮市の将来を担う子供たちのために、従来の公設公営、市の責任で設計、建設し、維持管理、運営することを望みます。 以上の立場から、この議案は認められません。 以上で、日本共産党一宮市議会の反対討論を終わります。ありがとうございました。 ○議長(花谷昌章君) 12番、島津秀典君。     (12番 島津秀典君 登壇 拍手) ◆12番(島津秀典君) おはようございます。 私は、議案第1号、令和4年度愛知県一宮市一般会計予算をはじめとする全ての議案について、令和会を代表いたしまして賛成する立場から討論をいたします。 本年に入りまして、新型コロナウイルス感染症の第6波が全国を襲い、一宮市でも新規感染者が急増いたしました。現在は、新規感染者数もようやく減りつつあり、まん延防止等重点措置も一昨日解除されました。3回目のワクチン接種の効果も相まって、今後は収束に向かうことを期待しております。 一方、東欧においては大変痛ましいことが起こっており、ニュース映像で毎日流れる破壊された建物やけがをされた人々の姿を目にし、大変心を痛めております。一刻も早く事態が平和的に解決されることを願ってやみません。 また、グローバルな視点で見れば、当事国に対する経済制裁は制裁を課す側にも既に影響が出始めており、当市の産業にとっても大きな影響があるのではないかと危惧しております。今後も状況を注視していく必要があると考えているところでございます。 さて、今議会に提案されました令和4年度の予算案においては、ワクチンの追加接種費用をはじめ、検査費用、自宅療養者への配食サービスなど、新型コロナウイルス感染症への対策費に加え、市民の安心・安全を第一に考えた多くの施策への経費、例えば中野市長が一貫して進めておられる通学路のカラー塗装や歩道拡幅などの交通安全対策、県が整備を進めている日光川2号放水路に新丹波川の水を流入させる施設の設置、公園の雨水貯留施設の増設など、国や県と連携した治水対策などへの経費も多く盛り込まれています。 また、従来から進めている放課後児童クラブの待機児童対策や高齢者の外出を支援するタクシー料金助成の対象年齢を拡大するなど、幅広い世代に対する施策の充実を図るための経費も含まれています。 ほかにも、未来を開く成長の原動力として、デジタルとグリーンの2本柱に係る様々な事業が計上されています。 まず、デジタルでは、スマート窓口システムがあります。まずは市民課などの一部の窓口からではありますが、市民の皆様の利便性向上など効果を検証された上で、今後もさらに拡大されることを期待いたします。そして、グリーンでは、公共施設の多くをLED照明に切り替える経費や、地域新電力会社の設立に向けた経費など、行政として積極的にCO2の削減やエネルギーの地産地消に取り組む姿勢が見て取れます。 さらに、令和4年度は100プラス1周年記念事業として、一宮市の魅力をPRする企画やイベントの実施、地域の記念事業への補助などが計上されております。本来であれば、華々しく多くの行事で彩られた市制施行100周年となるはずであった令和3年度でしたが、残念ながらコロナに振り回された1年となってしまいました。100周年という大きな節目でありますので、このままということではなく、改めて市民の皆様とお祝いし、次の100年へのスタートとする機会を設けてほしいと願っておりましたので、大変うれしく思っております。 以上、主な施策を取り上げてまいりましたが、本予算案は持続可能性を追求し、次の100年に向けて、また中核市一宮の2年目として、着実にステップアップしていると感じられる内容となっております。 令和4年度の市税収入については、コロナ前と同程度に回復する見込みとのことですが、地方交付税など国からの財源が多く占める当市の財政状況は、決して盤石なものではありません。それでも、財政調整基金を大いに活用され、災害対策などの最低限の残高を確保しつつ、必要な財源を捻出されたことは、コロナで疲弊している市民に寄り添い、市民の日常を取り戻すという中野市長の強い思いが感じられました。市長の英断に敬意を表するとともに、その姿勢を強く支持するものであります。 るる申し上げましたが、以上のことから、私は議案第1号、令和4年度愛知県一宮市一般会計予算をはじめとする全ての議案について、強く賛成の意思を表明し、賛成の討論とさせていただきます。(拍手) ○議長(花谷昌章君) 討論も尽きたようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 暫時、休憩いたします。                            午前10時45分 休憩                            午前10時54分 再開 ○議長(花谷昌章君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 先ほど討論が集結しましたので、これより直ちに採決いたします。 初めに、議案第1号について、表決システムにより採決いたします。 原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、議案第1号は原案どおり可決されました。 次に、議案第2号及び議案第3号について採決いたします。 各議案は、表決システムにより採決いたします。 原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、議案第2号及び議案第3号は原案どおり可決されました。 次に、議案第4号から議案第41号に至る各議案について、原案どおり可決するに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号から議案第41号に至る各議案は原案どおり可決されました。 次に、議案第42号について採決いたします。 本議案は、表決システムにより採決いたします。 原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、議案第42号は原案どおり可決されました。 次に、承認第1号から承認第3号に至る各議案について、承認するに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、承認第1号から承認第3号に至る各議案は承認することに決しました。 日程第46から日程第51まで、すなわち請願書第6号、請願書第10号の要旨2及び3、請願書第14号、請願書第17号、請願書第19号、請願書第22号を一括議題といたします。 お手元に配付したとおり、福祉健康委員長及び経済教育委員長より、請願書審査結果報告書が提出されましたので、御報告いたします。 なお、請願書第14号及び請願書第22号については、議案第1号が原案可決されたことに伴い、不採択とみなします。 ……………………………………………………………………………………………………               請願書審査結果報告書◯福祉健康委員会請願書第6号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する件提出者 住所氏名一宮市大志2丁目4-1  一宮ねんきんを良くする会  代表者 山下玉枝要旨75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する意見書を国に対し提出されたい。審査結果不採択請願書第10号 公共施設等の使用料・手数料の引き下げを求める件(要旨2、3)提出者 住所氏名一宮市本町1-6-12  公共施設等の使用料・手数料の引き下げを求める会  代表者 高木瞳  外1,726名要旨2 放課後児童クラブの利用手数料を3,500円に戻されたい。また、夏休みの加算料(2,000円)を廃止されたい。
    3 「シルバー無料入浴券を1回100円とする」を無料に戻されたい。高齢者のインフルエンザ予防接種の本人負担額を1,200円に戻されたい。審査結果不採択請願書第17号 放課後児童クラブ利用手数料の引き下げと8月の加算料取り止めを求める件提出者 住所氏名一宮市多加木1-11-18  新日本婦人の会一宮支部  代表者 鈴岡久枝要旨1 放課後児童クラブ利用手数料を3,500円に引き下げられたい。 2 放課後児童クラブ8月の加算料2,000円を取り止められたい。審査結果不採択とみなす請願書第19号 「一宮競輪場跡地の商業施設内のテナント型保育所の認可はしないでください」を求める件提出者 住所氏名一宮市今伊勢町馬寄字若宮42-1  一宮の保育を考える会  代表者 鈴木一穂 一宮市千秋町小山字北川田35  新日本婦人の会一宮支部  代表者 鈴岡久枝 一宮市奥町加古穂36-5  一宮の保育をよくする会  代表者 高丸満夫要旨1 競輪場跡地に建つ商業施設内のテナント型保育所の認可はしないようされたい。 2 保育所を認可するにあたって、一宮市の認可基準を明確にし、公表されたい。審査結果不採択◯経済教育委員会請願書第14号 「一宮市働く婦人の家」の利用の継続を求める件提出者 住所氏名一宮市大志2丁目4-1  一宮市働く婦人の家の利用の存続を求める会  代表 山下玉枝要旨1 「一宮市働く婦人の家」の廃止について、利用者への説明会を開催されたい。 2 廃止後の「一宮市働く婦人の家」を女性のみの利用に限定せず、幅広く市民が活用できるようにされたい。審査結果不採択とみなす請願書第22号 生涯学習バスの運行の継続に関する件提出者 住所氏名一宮市千秋町町屋字東沼19-10  一宮ねんきんを良くする会  会長 高橋浩要旨生涯学習バスを廃止しないで、引き続き運行されたい。審査結果不採択とみなす …………………………………………………………………………………………………… ○議長(花谷昌章君) この際、福祉健康委員長から補足説明を求めます。 福祉健康副委員長、小林けいめいさん。     (福祉健康副委員長 小林けいめい君 登壇) ◆福祉健康副委員長(小林けいめい君) 請願書第6号、請願書第10号、本委員会関係分、請願書第19号につきまして、11日、委員会を開催し審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について補足説明を申し上げます。 各請願の要旨は、お手元に配付いたしました請願書審査結果報告書に記載のとおりであります。 初めに、請願書第6号の審査に当たり、複数の委員より、今後の動向を見守りたいため、本請願については継続審査にすべきとの意見がありました。また、複数の委員より、実施については高齢者の受診控えにつながり認められないため、本請願については採択すべきとの意見がございました。 一方、他の複数の委員より、一定所得以上の後期高齢者の窓口負担割合を2割とする見直しの施行期日を令和4年10月1日と定める政令が1月4日の官報で公布されたことから、本請願の願意には添いかねるとの意見がありました。 委員会としましては、請願書第6号について、まず継続審査について採決したところ、賛成少数となり、継続審査を否決いたしました。その後、直ちに願意について採決した結果、賛成少数をもって不採択にすべきものと決しました。 次に、請願書第10号、本委員会関係分の審査に当たり、委員より、継続審査を求める意見と採択を求める意見と不採択を求める意見があり、まず継続審査について採決したところ、賛成少数となり、継続審査を否決いたしました。その後、直ちに願意について採決した結果、賛成少数をもって不採択にすべきものと決しました。 次に、請願書第19号の審査に当たり、委員より、市内でのテナント型保育所の設置実績はなく、保育の実施状況を見守りたいため、本請願については継続審査にすべきとの意見がありました。また他の委員より、テナント3階の屋上での乳児保育については、安全・安心な環境ではなく、認可すべきでないと考えるため、本請願については採択すべきとの意見がありました。 一方、他の複数の委員より、設置認可については子ども・子育て審議会からおおむね適正であるとの答申が出ており、開所に向けて準備が進められていることから、本請願の願意には添いかねるとの意見がありました。 委員会としましては、請願書第19号について、まず継続審査について採決したところ、賛成少数となり、継続審査を否決しました。その後、直ちに願意について採決した結果、賛成少数をもって不採択にすべきものと決しました。 以上、補足説明とさせていただきます。 ○議長(花谷昌章君) ただいま福祉健康委員長から補足説明がありましたが、これに対し、何か御質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告により発言を許します。 20番、彦坂和子さん。     (20番 彦坂和子君 登壇) ◆20番(彦坂和子君) では、請願書第6号、75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する件、請願書第10号、公共施設等の使用料・手数料の引き下げを求める件の福祉健康委員会分、そして、請願書第19号、「一宮競輪場跡地の商業施設内のテナント型保育所の認可はしないでください」を求める件について、賛成の立場から討論を行います。 まず、請願書第6号、75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する件ですが、要旨は、75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する意見書を国に提出されたいということです。 2021年6月4日の参議院本会議で、75歳以上の医療費窓口負担2割化法が可決されました。この法律が実施されると、年収200万円以上の人370万人、例えば後期高齢者医療制度に加入者の約20%に当たりますが、その方々が2割負担となります。国会審議の中で、コロナ禍の今、精神的にも経済的にも疲弊している高齢者への負担増は、受診控えを招くことが各種調査で明らかになっているにもかかわらず、政府は健康悪化には結びつかないとしていること、国会審議を経ずに、2割負担の対象者を政令によって広げることができることなど、多くの問題点が明らかになっています。75歳以上の医療費窓口負担2割化は、高齢者の暮らしと命、健康、人権を守る上で大きな影響を与えると考えます。政府は、2022年10月から実施することを決めています。請願をぜひ採択して、市議会から、実施させないよう国に意見書を提出したいと思います。 続きまして、請願書第10号、公共施設等の使用料・手数料の引き下げを求める件の福祉健康委員会分について、まず、放課後児童クラブの利用手数料を3,500円に戻されたい。また、夏休みの加算料2,000円を廃止されたいの内容についてですが、一宮市の使用料・手数料の引上げ、有料化の中で特に大きな負担増が、この放課後児童クラブの利用手数料でした。先ほどもお話をさせていただきましたけれども、3,500円が5,000円、そして6,000円、そして7,000円となります。当初の2倍となり、子供が2人利用となれば、1万4,000円となります。さらに、2,000円の夏休み加算があります。負担増が原因でクラブの利用をあきらめざるを得ないという子育て世代の声を聞きます。子育てしやすい一宮というフレーズがとても悲しいです。コロナ禍での子育て世代を応援するため、ぜひ採択を求めます。 3つ目の要旨、「シルバー無料入浴券を1回100円とする」を無料に戻されたいことについてですが、この2019年12月、この引上げ、有料化の議案可決で、公衆浴場を無料で利用できたものが1回100円と有料化となりました。無料に戻せば、利用者は増加するのではないでしょうか。触れ合いの場としての公衆浴場の役割を改めて考えていきたいと思います。 そして、高齢者インフルエンザ予防接種の本人負担額を1,200円に戻されたいということについてですが、この引上げ、有料化で、本人負担額1,200円が1,500円に引上げとなったものです。インフルエンザは、高齢者など免疫力が低い人がかかると重症化しやすく、肺炎などの重い合併症が現れることがあります。ワクチン接種でインフルエンザの発症を防ぐ、重症化を防ぐ、高齢者の死亡リスクを減少させるなどの効果があると言われています。インフルエンザワクチンは毎年作り替えられます。高齢者の命と健康を守るため、本人負担額300円の負担増をぜひ元に戻してほしいと思います。 最後の請願書第19号、「一宮競輪場跡地の商業施設内のテナント型保育所の認可はしないでください」を求める件についてです。 テナント型保育所とは、一宮競輪場跡地の商業施設内3階屋上の一角に埼玉県の社会福祉法人タイケン福祉会が運営するゼロ歳から2歳児60人定員の民間保育園、ウェルネス保育園です。ウェルネス保育園の定員は、ゼロ歳児12人、1歳児24人、2歳児24人、計60人です。職員の配置は園長1人、副園長1人、主任保育士1人、そして保育士は24人、その中に常勤は12人、非常勤は12人です。栄養士1人、調理員2人、事務員1人です。開園時間は平日が7時から20時の13時間、土曜日は7時から18時の11時間、日曜日は8時から18時の10時間です。 2月2日の子ども・子育て審議会の幼児教育・保育部会が開催され、私自身も傍聴させていただきました。テナント型保育所の認可についての審議が行われました。当局から、保育所の定員、保育所内の設備、3階から1階への経路、1階の出入口から平島公園までの経路についての説明の後、委員から認可についての意見がたくさんありました。例えば、委員からは、保育士が最大で勤務する人数は15人という。乳児60人を15人の保育士で3階から1階まで外階段で避難させることができるのか。エレベーターが止まったとき、1階まで乳児60人をいかに安全に避難させるのか。避難経路の確保が必要ではないか。避難方法は外階段を使った避難になると思うが、救助袋を使った避難訓練をしてほしいなど、数人の委員から緊急避難時の危険性が指摘されました。 最後に、会長が幾つかの危惧されることがあるので、附帯事項をつけて幼児教育・保育部会として認可は判断することでよろしいかと述べて、委員全員が了承をいたしました。 このように、委員から緊急避難について危険性が指摘された避難計画や避難訓練の実施などについて、法人の対応策を明らかにして、ぜひそれを公表してほしいと思います。市内の公立保育園53園や民間保育園15園、この認可保育園は、全て平家か2階建てで、そして緊急避難時を想定して乳児室はほとんど1階にあります。緊急時の避難だけでなく、平島公園までの園外保育時の安全確保、3階屋上の駐車台数500台以上の一角での日常保育など、安心して保育できる環境ではないと考えます。 3月7日の私の一般質問で、認可は3月末までに行うということでしたが、認可することは認められないと考えます。 以上、請願について、日本共産党一宮市議会の賛成討論を終わります。 ○議長(花谷昌章君) 討論も尽きたようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより順次、表決システムにより採決いたします。 初めに、請願書第6号について、採択するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (発言する者なし) なしと認め、確定いたします。 賛成少数と認めます。よって、請願書第6号は不採択とすることに決しました。 次に、請願書第10号の要旨2及び3について、採択するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成少数と認めます。よって、請願書第10号の要旨2及び3は不採択とすることに決しました。 次に、請願書第17号については、関連する請願書第10号の要旨2が不採択となりましたので、不採択とみなします。 次に、請願書第19号について、採択するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成少数と認めます。よって、請願書第19号は不採択とすることに決しました。 日程第52、委員会提出議案第2号を議題といたします。 お手元に配付したとおり、議案が提出されましたので、御報告いたします。 ……………………………………………………………………………………………………                             委員会提出議案第2号   一宮市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について 一宮市議会委員会条例の一部を改正する条例を次のとおり制定する。  令和4年3月23日提出                             議会運営委員会                              委員長 浅井俊彦   提案理由 一宮市部等の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定に伴い、所要の改正を行うため、本案を提出する。   一宮市議会委員会条例の一部を改正する条例 一宮市議会委員会条例(昭和44年一宮市条例第7号)の一部を次のように改正する。現行改正後(常任委員の所属、常任委員会の名称、委員定数及びその所管) 第2条 略 2 常任委員会の名称、委員定数及び所管は、次のとおりとする。 (1)~(3) 略 (4) 建設水道委員会 9人 まちづくり部----及び建設部並びに上下水道部の所管に属する事項(常任委員の所属、常任委員会の名称、委員定数及びその所管) 第2条 略 2 略 (1)~(3) 略 (4) 建設水道委員会 9人 まちづくり部、建築部及び建設部並びに上下水道部の所管に属する事項備考 改正箇所は、下線が引かれた部分である。   付則  この条例は、令和4年4月1日から施行する。 …………………………………………………………………………………………………… ○議長(花谷昌章君) お諮りいたします。 本議案については、提案理由の説明を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。 本議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結し、これより直ちに採決いたします。 委員会提出議案第2号について、原案どおり可決するに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、委員会提出議案第2号は原案どおり可決されました。 日程第53、継続審査についてを議題といたします。 お手元に配付したとおり、各委員長から閉会中継続審査申出書が提出されましたので、御報告いたします。 ……………………………………………………………………………………………………                              令和4年3月23日一宮市議会 議長 花谷昌章様                              総務委員会                               委員長 鵜飼和司           閉会中継続審査申出書 本委員会審査中の事件のうち、下記事件については閉会中もなお継続審査すべきものと決しましたので申し出ます。                 記 1 請願書第5号 所得税法第56条の廃止を求める件 2 請願書第10号 公共施設等の使用料・手数料の引き下げを求める件(関係分) 3 請願書第12号 陽性者が出た小・中学校でのPCR検査を求める件 ……………………………………………………………………………………………………                              令和4年3月23日一宮市議会 議長 花谷昌章様                              福祉健康委員会                               委員長 井上文男           閉会中継続審査申出書 本委員会審査中の事件のうち、下記事件については閉会中もなお継続審査すべきものと決しましたので申し出ます。                 記 1 請願書第3号 国民健康保険税の引き下げを求める件 ……………………………………………………………………………………………………                              令和4年3月23日一宮市議会 議長 花谷昌章様                             経済教育委員会                              委員長 長谷川八十           閉会中継続審査申出書 本委員会審査中の事件のうち、下記事件については閉会中もなお継続審査すべきものと決しましたので申し出ます。                 記 1 請願書第10号 公共施設等の使用料・手数料の引き下げを求める件(関係分) 2 請願書第11号 小・中学校の少人数学級を求める件 3 請願書第13号 「全国一律最低賃金制と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める件 4 請願書第16号 尾西児童図書館の再開を求める件 5 請願書第20号 県立高校統廃合について意見書の採択を求める件 6 請願書第21号 千秋町浅野羽根地域に計画されている巨大物流倉庫建設中止を求める件(関係分) ……………………………………………………………………………………………………                              令和4年3月23日一宮市議会 議長 花谷昌章様                             建設水道委員会                              委員長 森 ひとみ           閉会中継続審査申出書 本委員会審査中の事件のうち、下記事件については閉会中もなお継続審査すべきものと決しましたので申し出ます。                 記 1 請願書第21号 千秋町浅野羽根地域に計画されている巨大物流倉庫建設中止を求める件(関係分) …………………………………………………………………………………………………… ○議長(花谷昌章君) これより順次、表決システムにより採決いたします。 初めに、請願書第5号について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 次に、請願書第10号の要旨1と5及び4について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 次に、請願書第12号について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 次に、請願書第3号について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 次に、請願書第11号について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 次に、請願書第13号について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 次に、請願書第16号について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 次に、請願書第20号について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 次に、請願書第21号について、閉会中継続審査に付することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、さよう決しました。 日程第54、同意第1号を議題といたします。 当局から提案理由の説明を求めます。 ◎市長(中野正康君) ただいま御上程いただきました人事案件について御説明を申し上げます。 先ほど、副市長の増員につきまして、条例の一部改正案をお認めいただきました。そこで、新たな副市長の選任について、議会の同意を求めるものでございます。 同意第1号、氏名、山田芳久氏、お手元に配付の資料も御覧ください。よろしくお願いいたします。 ○議長(花谷昌章君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 同意第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結し、これより表決システムにより採決いたします。 同意第1号について、同意することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをそれぞれ押してください。 押し忘れはありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) なしと認め、確定いたします。 賛成多数と認めます。よって、同意第1号は同意することに決しました。 これより御挨拶があります。     (副市長 山田芳久君 登壇) ◎副市長(山田芳久君) 改めまして、山田芳久でございます。議長よりお時間をいただきましたので、一言御挨拶申し上げます。 私は、5年前から都市計画に関する業務に携わっております。現在、都市は地球温暖化、少子高齢化、人口減少など、かつて経験したことのない困難な問題に直面しております。その上、人類は100年に一度のパンデミック、コロナ感染症の世界的な大流行により、生活様式、行動様式が一変してしまいました。さらに、一宮市のインフラ整備におきましては、リニア中央新幹線開業を見据えた名岐道路をはじめとしたビッグプロジェクトが計画されており、まちづくりは今まさに大きな転換期を迎えようとしているところでございます。 私は、そうした課題に迅速かつ柔軟に対応するため、中野市長が2本柱として掲げておりますグリーン、デジタルの施策に未来志向で前向きに取り組むことで尽力してまいりたいと思っておるところでございます。 市議会の皆様、それから市民の皆様におかれましては、より一層の御支援、御協力を賜りますことをお願い申し上げ、甚だ簡単ではございますが、私の挨拶とさせていただきます。引き続き、御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 本日は、どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(花谷昌章君) 日程第55、同意第2号を議題といたします。 当局から提案理由の説明を求めます。 ◎市長(中野正康君) 御説明申し上げます。 お願いしますのは、任期満了に伴います固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして、議会の同意を求めるものでございます。 同意第2号、氏名、松原哲夫氏、お手元に配付の資料も御覧ください。よろしくお願いいたします。 ○議長(花谷昌章君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 同意第2号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結し、これより直ちに採決いたします。 同意第2号について、同意することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、同意第2号は同意することに決しました。 日程第56、常任委員会の閉会中継続調査事項の変更についてを議題といたします。 お手元に配付したとおり、建設水道委員長から、閉会中継続調査事項の変更について申出がありましたので、御報告いたします。 ……………………………………………………………………………………………………                              令和4年3月23日一宮市議会 議長 花谷昌章様                             建設水道委員会                              委員長 森 ひとみ           建設水道委員会閉会中継続調査事項の変更について 令和元年6月26日に議決された本委員会の閉会中継続調査事項について、令和4年4月1日から、下記のとおり変更すべきものと決しましたので申し出ます。                 記 変更前  1 建設部の行政について      2 まちづくり部の行政について      3 上下水道部の行政について 変更後  1 建設部の行政について      2 まちづくり部の行政について      3 建設部の行政について      4 上下水道部の行政について …………………………………………………………………………………………………… ○議長(花谷昌章君) お諮りいたします。 建設水道委員長申出のとおり、常任委員会の閉会中継続調査事項を変更することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 以上をもちまして、本日の日程は全て議了いたします。 よって、今期定例市議会は、これをもって閉会いたします。                            午前11時31分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。      議長     花谷昌章      副議長    竹山 聡      署名議員   西脇保廣      署名議員   伊藤裕通...